信用できるおすすめの退職代行サービス13社を徹底比較|3つの運営組織の特徴と料金相場を解説

更新日:/公開日:2022年09月13日

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おすすめの退職代行サービス13社

溝口ひろき
この記事の企画・編集者
溝口ひろき
つなぐマーケティング代表

  • 明日からもう会社に行きたくない
  • すぐにでも辞めたいけど、言い出せない

職場への不満や退職に関する悩みは職場の人には相談しづらいため、1人で抱え込んでしまう人も少なくないでしょう。

そんな人におすすめなのが退職代行サービスです。

退職代行サービスを利用することで余計なストレスを感じることなく、すぐにでも退職をすることができます。

とはいえ、初めて利用する人にとっては不安がつきものです。

この記事では、当サイトが独自に調査して厳選した退職代行サービスを紹介します。

また、退職代行サービスの特徴や選び方、注意点なども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

溝口 ひろき

溝口 ひろき

フリーランスガイド責任者

電気工事士からWeb業界に転職して10数年。現在はフリーランスとしてクライアントサイトのマーケティング支援や自社メディアの運用などをおこなっています。ネットマーケティング検定やIMA検定などIT関連の資格を8つもっています。運営者情報はこちら

おすすめの退職代行サービスの比較一覧表

この記事で紹介している退職代行サービスの料金やサービス内容を一覧表にしてまとめました。

各社の料金やサービスなどを比較してみてください。

サービス名運営組織料金(税込)即日退職返金保証LINE相談対応時間
ガーディアン東京労働経済組合29,800円可能あり365日
Jobs株式会社アレス安心パックプラン:29,000円
シンプルプラン:27,000円
可能ありあり24時間
EXITEXIT株式会社20,000円可能あり土日・祝日も対応
辞めるんですLENIS Entertainment株式会社27,000円可能あり24時間
退職のススメ株式会社ワークナビ.com25,000円可能ありあり24位間
SARABA退職代行SARABAユニオン24,000円可能ありあり24時間
年中無休
わたしNEXT退職代行toNEXTユニオン29,800円可能ありあり24時間
年中無休
男の退職代行退職代行toNEXTユニオン26,800円可能ありあり24時間
年中無休
ニチロー日本労働調査組合25,000円可能あり24時間
年中無休
ニコイチ株式会社ニコイチ27,000円可能ありあり7:00~23:30
アディーレ法律事務所弁護士法人77,000円あり9時~22時
土日・祝日も対応
弁護士法人みやび弁護士法人55,000円あり24時間
フォーゲル綜合法律事務所法律事務所円満退職代行コース:33,000円
円満退職あんしんプラス:55,000円
可能あり24時間

退職代行サービスを提供している運営組織が法律事務所かそれ以外かで料金は大きく変わります。

法律事務所が提供している退職代行サービスの平均料金は約62,000円、法律事務所以外の平均料金は約24,000円でした。

運営組織ごとの特徴や違いはのちほど説明しますが、料金が高くても法律事務所に依頼したほうがよい人もいます。

料金だけで決めず、自身の状況やサービス内容など総合的に判断することをおすすめします。

信用できるおすすめの退職代行サービス13選

ここからは、当サイトが独自に調査をおこない、おすすめできる退職代行サービス13選を紹介します。

それぞれのサービスの特徴や口コミ・評判も参考にしてください。

一般法人の退職代行サービス5選

退職代行Jobs(ジョブズ)

退職代行Jobs

Jobs(ジョブズ)は労働組合と連携することで退職交渉もおこなえる退職代行サービスです。

さらに顧問弁護士監修のもと、法に則った適切な退職手続きをおこなっています。

一定の条件を満たす利用者には、退職完了後に弁護士との無料カウンセリング特典があるなど、独自のサービスも魅力的です。

利用料金は退職代行のみで27,000円、労働組合へ加入の場合は29,000円で利用できます。

回数無制限フォロー・即日退職可能・無料転職活動サポート有り・引越サポート有りなどフォロー体制も整っているため安心でしょう。

過去の利用者には、有休消化することで賞与支給日に在職していたことになり、ボーナスを受け取ることができたという声もありました。

有給を取得したことで、賞与支給日に在職していたことになり、ボーナスももらえることができました。在職期間が長くなったことでその分お給料も多くもらえ、本当にビックリです。Jobsさんにお願いして本当に良かったです。

引用元:退職代行Jobsで円満退職

退職代行Jobsの公式ホームページはこちら

退職代行ニコイチ

退職代行ニコイチ

ニコイチは創業17年で、これまで37,000人以上の退職代行実績をもつ退職代行サービスです。

退職代行成功率は100%を誇っており、業界でも老舗の企業として有名です。

円満退社に向けしっかりと打ち合わせをおこなうことで、退職希望者の理想とする退職プランを叶えてくれます。

弁護士による指導のもと退職代行を実施しているため、何かトラブルが発生した際も安心して任せられます。

料金は一律27,000円で、各種決済にも対応しています。

電話・LINE・メールから気軽に相談でき、即日退職可能・全額返金保証・2か月間のアフターフォロー付きとサポート面も充実しています。

「ポジティブ」な退職を掲げており、希望者は無料転職サポートを受け新しい一歩を踏み出すことも可能でしょう。

退職代行ニコイチの公式ホームページはこちら

EXIT(イグジット)

EXIT

EXIT(イグジット)は即日対応OKのスピード退職を掲げる退職代行サービスです。

弁護士監修の安心なサービスを提供しており、これまでの多数のメディア掲載実績を誇ります。

スピーディで確実な退職手続き代行はもちろんのこと、業務引き継ぎサポートや有休消化サポートなど、退職時に必要な十分なサポートが完備されています。

利用料金は業界最安値水準の20,000円で、2回目以降なら何度でも10,000円で利用ができます。

問い合わせは電話やLINE・メールから最短1分で完了します。

希望者は無料転職サポートを受けることができ、書類作成のアドバイスや面接対策といった細かな指導まで受けることができます。

転職決定者にはお祝い金5万円がプレゼントされる特典もあるため、早期転職を目指す人にとって大きなメリットといえるでしょう。

EXITの公式ホームページはこちら

辞めるんです

辞めるんです

「辞めるんです」は、業界初の報酬後払いシステムを導入した退職代行サービスです。

退職日が決定し、退職届が受理されてから正式に支払いを完了できる完全成果報酬型のため、万が一退職が出来ないというリスクを負う必要がありません。

過去7,000件の実績の退職成功率は100%のため心配はいりません。

顧問弁護士による業務指導のもと、円満退職に向けたサポートを受けることができます。

利用料金は追加費用無しの一律27,000円です。

電話相談回数無制限・24時間365日対応・即日退職可能と保証内容も充実しています。

有休消化サポートや給与支払いのサポート、アフターサポートまで全て込みの定額料金です。

退職代行サービスを利用したことを知られたくない、残業しているのに残業代が出ない、など個々の悩みにも真摯に対応しプロとして適切な解決策を提示してくれます。

辞めるんですの公式ホームページはこちら

退職のススメ

退職のススメ

退職のススメは業界大手が運営する退職代行実績No.1の退職代行サービスです。

弁護士監修のもとで運営しており、万が一トラブルが発生しても弁護士がサポートしてくれるため安心安全に利用できます。

有休取得サポートに加え失業保険給付サポートもおこなっており、給付金を受け取ることで退職代行の実質負担額を0円にすることも可能です。

利用料金はコミコミ価格の一律25,000円です。

電話やLINE・メールで24時間相談可能・即日退職可能・全額返金保証有りでこれまでの退職後トラブルも一切ありません。

人材会社が運営しているため再就職サポートが手厚く、提携先企業の紹介はもちろん、待遇や給与の交渉をおこなって今より一歩、二歩先の環境で働くのも夢ではありません。

再就職サポートによって転職が決定した場合には、利用料金が全額キャッシュバックとなる嬉しいサービスも付帯します。

退職のススメの公式ホームページはこちら

労働組合の退職代行サービス5選

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアンは、東京都労働委員会に認証されている東京労働経済組合が運営しているサービスです。

ガーディアンを利用して辞められなかったケースは過去1件もありません。

辞められないというケースは過去一度もありません。法律に則って交渉するので大丈夫です。うるさい会社の場合は当組合が団体交渉を起こして、あなたを守ります。

引用元:【公式】退職代行ガーディアン

全く譲らない会社の場合はガーディアンが団体交渉を起こして退職者を守ってくれます。

そのため、安心かつ確実に退職することができるでしょう。

利用料金は正社員・アルバイト・パートともに29,800円で、交渉の難易度による追加料金は一切ありません。

退職代行ガーディアンの公式ホームページはこちら

退職代行SARABA(サラバ)

退職代行SARABA

退職代行SARABAは、労働組合「退職代行SARABAユニオン」が運営しているサービスです。

SARABAはテレビや新聞など大手メディアなどでも取り上げられている話題の退職代行サービスです。

SARABAの料金は、24,000円のパッケージ価格となっているため、追加料金がかかる心配はありません。

追加料金なしの低価格で充実したサポートがあるため、初めての利用で不安が大きい人でも安心して利用することができます。

SARABAでは有休消化サポートもおこなっており、利用者の約98%が有休消化に成功しています。

成功率98%の有休消化サポート

引用元:退職代行SARABA

退職代行SARABAの公式ホームページはこちら

女性の退職代行「わたしNEXT」

わたしNEXT

労働組合「退職代行toNEXTユニオン」が運営するわたしNEXTは女性向け退職代行サービスです。

顧客満足度98.7%と、実際の利用者から高い評価を得ています。

JRAA(日本退職代行教会)から優良退職代行業者のみに与えられる「特級認定」を受けているため、初めての退職に不安がある人も安心して利用ができます。

料金は、パート・アルバイトが19,800円、正社員・契約社員が29,800円と、パート・アルバイトにも良心的な金額となっています。

電話・LINE・メールによる相談回数無制限・即日退職OK・全額返金保証などサポート内容も充実しています。

また、多くの転職エージェントと提携しているため、希望者は無料転職サポートを受けることができるというのも大きな特徴といえるでしょう。

わたしNEXTの公式ホームページはこちら

男の退職代行

男の退職代行

男の退職代行はわたしNEXTと同じ労働組合が運営する男性専門の退職代行サービスです。

20代・30代男性が選ぶ退職代行サービスに選ばれています。

最短数分以内、遅くとも数時間以内に返信してもえる「スピード対応」も人気のひとつです。

男性特有の仕事の悩みや男性社会を熟知したノウハウを活かして、円満かつ確実に退職できるようサポートしてくれるでしょう。

有休全消化と給与の満額支給サポートにも力を入れているところも嬉しいポイントです。

利用料金はアルバイト19,800円、正社員26,800円と業界トップクラスの安さも魅力のひとつです。

会社に対して自分や自分の両親に連絡をしないよう勧告してもえるので、会社の人と二度と話す必要はありません。

希望者は無料転職サポートが受けられるので、より良い企業での再スタートを切ることも可能です。

男の退職代行の公式ホームページはこちら

退職代行ニチロー

退職代行ニチロー

ニチローは労働組合法人の日本労働調査組合が運営する退職代行サービスです。

弁護士、社労士、税理士といった法律のスペシャリストによるサポートもおこなっており、法的なトラブルなく円満に退社を目指す人におすすめです。

料金は一律25,000円と業界最安値水準となっています。

退職時に会社から配布される必要書類の送付など、アフターサポートも完備されています。

退職代行ニチローの公式ホームページはこちら

法律事務所の退職代行サービス3選

アディーレ法律事務所

アディーレ法律事務所の退職代行

テレビCMでもお馴染みのアディーレ法律事務所では、労働問題に詳しい弁護士による退職代行サービスをおこなってくれます。

辞めたくても辞められない環境で苦しんでいる人も、労働環境に詳しいアディーレ法律相談事務所なら親身になって相談に乗ってもらえるので安心です。

法律の専門家による強力なサポートで、万が一のトラブルや損害賠償請求の際にも最後まで安心してプロに任せることができるでしょう。

利用料金は一律77,000円で、オプションで未払金などの請求をおこなう場合は回収できた残業代からの精算も可能となっています。

相談回数無制限・全額返金保証有り・初回無料相談可能と充実したサポート内容も魅力的です。

電話・メールでの相談は平日深夜10時まで、土日も対応しているため忙しい社会人の人にもおすすめです。

アディーレ法律事務所の退職代行サービスはこちら

弁護士法人みやび

弁護士法人みやびの退職代行

弁護士法人みやびの退職代行サービスは頼れる弁護士が退職関連の手続きを丁寧にサポートしてくれます。

有休消化や残業代・退職金請求サポートはもちろん未払いの残業代・給与の請求など、弁護士ならではの交渉も可能な点が大きなメリットです。

着手金は55,000円、その他未払い金などの請求を行った場合には回収額に応じたオプション費用が必要です。

LINE・メールでの24時間無料相談の時点では料金はかからないため、まずは無料相談だけおこなってプロに話を聞いてみるのも参考になるでしょう。

即日退職希望OK・多くの場合郵送で手続きが完了するため出社の必要はありません。

万が一、何かトラブルがあった際にも法の専門家が全力でサポートしてくれるため安心です。

弁護士法人みやびの退職代行サービスはこちら

フォーゲル綜合法律事務所

フォーゲル綜合法律事務所

フォーゲル綜合法律事務所は各種報道番組でお馴染みの嵩原安三郎弁護士が在籍しており、スピーディな退職代行サービスが人気です。

これまでの退職代行実績9,000件以上のうち退職成功率は100%のため、確実に退職したい人におすすめです。

有休消化や退職金請求だけでなく未払い金請求や社宅退去手続き、損害賠償請求の不安など弁護士ならではのトラブルや不安にも丁寧に対応してもらえます。

利用料金はベーシックコースが33,000円、退職金請求等にも幅広く対応した安心プラスコースが55,000円となっています。

引き継ぎ業務仲介や残業代請求、弁護士による60日間のサポートなど無料オプションも豊富に揃えてあります。

成功報酬などの追加料金がかからないため、弁護士に相談したいけれど費用面が心配な人にもおすすめでしょう。

LINEによる24時間相談受付・即日退職可能・公務員/ナイトワークOKなどサポート体制もあります。

フォーゲル綜合法律事務所の退職代行サービスはこちら

退職代行サービスとは?退職代行サービスを提供している3つの組織と特徴

退職代行とは、労働者が会社を退職したい際に退職意思の申し出や手続きの代行をおこなってくれるサービスです。

2018年頃から退職代行サービスをおこなう業者が増えはじめ、テレビや新聞、Webメディアなどでも多く取り上げられるようになりました。

そのため、退職代行サービスの認知が広がり、徐々に利用者が増えてきています。

本来、労働者は自分の意思で会社に退職の意思を伝え退職する権利がありますが、上司が怖くてなかなか言い出せなかったり、慢性的な人手不足で辞められない状況だったりすると、過酷な労働環境で我慢してしまうケースもあります。

退職代行サービスを利用することで、確実に退職届を受理してもらえるだけでなく、労働者の精神的負担を大きく減らすことができるでしょう。

そんな退職代行サービスは、主に3つの運営組織によって提供されています。

  • 一般法人
  • 労働組合
  • 法律事務所

それぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。

運営組織メリットデメリット
一般法人✓費用が安い
✓手軽に利用できる
✓土日・祝日・深夜対応している業者が多い
✓転職サポートもしてくれる
✓会社側とトラブルになる可能性がある
✓法的トラブルには対応できない
労働組合✓法律で代理交渉権が認められている
✓費用が安い
✓確実に退職できる
✓手軽に利用できる
✓即日退職ができる
✓法的なトラブルには対応できない
法律事務所✓確実に退職できる
✓法的トラブルに対応できる
✓未払い残業代など労働問題で会社を訴えることができる
✓費用が高い
✓手続きが面倒
✓土日・祝日・深夜対応していない場合がある

一般法人の退職代行サービスの特徴

一般法人の退職代行サービスができることは、会社への退職の意思伝達や事務的な手続きのみとなります。

一般法人が運営する退職代行サービスでは、会社側との交渉などが出来ない分、料金が安く気軽に利用できるという点が大きなメリットといえるでしょう。

下記のような人におすすめです。

  • 法律事務所に依頼するのは気が引ける
  • 料金が安いところがいい
  • 法的なトラブルはない
  • とにかく早く辞めたい
  • 転職サポートもしてほしい

無料の転職サポートや24時間相談対応など独自のサービスをおこなっている場合もあるので、事前に内容をよく確認しておきましょう。

労働組合の退職代行サービスの特徴

会社側が労働組合との団体交渉に応じない場合は違法にあたります(労働組合法第7条)。

そのため、退職に関する交渉を安心して任せられるということが大きな特徴といえるでしょう。

労働組合の退職代行サービスは、退職を代行するだけでなく有休消化やボーナスの受け取りなど、労働者の権利を守るための交渉もおこなうことができます。

しかし、法律に関わるようなトラブルには対応できませんので、注意してください。

法律事務所の退職代行サービスの特徴

弁護士は法律に関する交渉や業務を唯一代行できる存在です。

そんな法律事務所が提供している退職代行サービスは、確実に退職できることはもちろん、有休消化交渉やボーナス・退職金請求、未払い残業代請求などフルサポートできることが大きな特徴です。

また、法律事務所が運営しているため、サービス内容に法的な問題は全くありません。

万が一、法律トラブルに遭った場合でも弁護士にすぐ相談できるため、確実性・安全性を重視したい人に向いているでしょう。

  • 会社から損害賠償請求された
  • 未払いの残業代請求したい
  • パワハラ・セクハラで会社を訴えたい など

しかし、他の運営組織よりも料金が高くなることがほとんどですので、その点は注意しましょう。

退職代行サービスの料金相場はいくら?

退職代行サービスの料金は運営組織によっても異なるため、迷ってしまうこともあるでしょう。

ここでは、運営組織ごとの料金相場を紹介します。

一般法人の退職代行サービスの料金相場

一般法人による退職代行サービスの料金相場は「20,000円〜30,000円」となります。

会社との交渉や未払い賃金の請求などは出来ませんが、何といっても安い料金が大きな魅力といえるでしょう。

労働組合の退職代行サービスの料金相場

労働組合が運営する退職代行サービスの料金相場は「25,000円〜30,000円」となります。

3つの運営組織の中では中間の価格帯に設定されています。

労働組合は労働組合法により会社との交渉権が保証されている点がポイントです。

法律事務所の退職代行サービスの料金相場

法律事務所の退職代行サービスの料金相場は、「30,000円〜100,000円」となります。

他と比べて倍以上のお金がかかりますが、法律の専門家である弁護士が代行をおこなってくれるため、何の心配もありません。

退職代行サービスを選ぶ8つのポイント

初めて退職代行サービスを利用する人にとっては、何かと不安がつきものです。

退職代行サービスを選ぶ際に気をつけるべき8つのポイントをまとめました。

1.料金が相場より安すぎないか

まず注意したいのが、「利用する退職代行サービスの料金が、相場とかけ離れていないか」ということです。

退職代行サービスの中には、相場よりかなり安い料金で質の悪いービスを提供している悪徳業者もいます。

また、基本料は1万円以下だけどあとから追加料金がかかり、総額が高くなってしまうケースもあります。

料金を比較する際は、サービス内容とトータルの費用で比較しましょう。

2.明日にでも退職したい人は即日退職が可能か

会社へ出社するのが精神的に辛く、明日から出社したくないという人は、即日退職が可能か確認しましょう。

注意すべきポイントは、土日・祝日・深夜・365日対応しているかということです。

退職したい時期は人によって様々です。

退職を決意したその日に相談できなければ、すぐに辞めることはできません。

また、メールなどで問い合わせても折り返しの連絡が想定より遅れてしまう場合もあるので、電話やLINE相談できるかもひとつのポイントです。

3.実績や口コミ・評判をみる

退職代行サービスを利用した知人・友人がいる人は、そう多くありません。

悪徳な業者を選んでしまわないために、実際に利用した人の口コミや評判があればぜひ参考にしましょう。

Twitterや知恵袋など多媒体での口コミをチェックしておくと安心です。

4.顧問弁護士がいるかを確認しよう

法的トラブルを避けたいなら、必ず顧問弁護士がいる退職代行サービスを選ぶようにしましょう。

ブラック企業の場合、退職を渋られたり損害賠償を請求されてしまったりするケースもあります。

退職代行業者が法律事務所なら問題なく対応できますが、法律事務所以外の業者で顧問弁護士もいないとなると、こちらの隙に付け込んでるく可能性もあります。

最近では顧問弁護士が監修している退職代行業者が増えてきましたが、必ず確認するようにしましょう。

5.気軽に連絡が取りたい人は連絡手段(LINEなど)を確認する

メールや電話での連絡が億劫な人はLINEで気軽に相談できるサービスがおすすめです。

具体的な退職日が決まるまでメールでやり取りをするのは何かと面倒な場合もあります。

電話のみのやり取りだと連絡事項を忘れてしまったり、質問したいことに漏れが生じてしまったりすることもあるでしょう。

LINEを利用しておけばメッセージの履歴をすぐ辿れるため、過去のやり取りを見返す際にも何かと便利です。

6.退職後が不安な人は退職後サポートの有無を確認する

退職後に不安がある人は、退職後サポートのある退職代行サービスを利用すれば安心です。

万が一退職後に離職票が届かないなどのトラブルがあっても、サポート期間内であれば面倒な会社とのやり取りを代行してくれるため心強いでしょう。

また最近では次の仕事が決まっていない人向けに転職サポートが充実しているところもあります。

提携先企業の紹介だけでなく書類作成や面接対策などのサポートがある場合もあり、何かと安心です。

7.会社を訴えたい人は弁護士が運営しているサービスを選ぼう

会社に未払い給与を請求したい、過去に貰えなかった残業代を請求したい、といった会社に申し出たいことがある場合は、弁護士が運営しているサービスを選びましょう。

弁護士であれば違法性を気にすることなく、会社に対して適切な対応をしてくれます。

実際のサービス利用前に具体的な相談をしておき、アドバイスや見積もりを貰っておくとより安心できます。

8.不安が拭いきれない人は返金保証があるか

ここまでのチェックポイントを網羅してもなお不安な人は、返金保証があるサービスを利用しましょう。

基本的に退職は労働者の権利のため認められますが、返金保証がある業者はノウハウがしっかりしておりサービスに自信をもっているところが多いでしょう。

退職代行サービスを利用して退職するまでの6つの流れ

退職代行サービスに相談してから、退職が完了するまでの流れをみていきましょう。

1.利用する退職代行サービスを決める

まずは利用する退職代行サービスを決めましょう。

即日退職や有休消化、退職金請求といったご自身の希望がある場合はサポート内容をよく確認しておきましょう。

初めて利用する場合は口コミや評判のチェックもしておきましょう。

2.公式ホームページから無料相談をする

サービスを決めたら公式ホームページから無料相談をおこないます。

電話やLINE、メールでの相談が一般的です。

希望退職日やこちらの要望、追加料金の有無など気になることは何でも相談しましょう。

この時点で料金は発生しません。

3.申し込み・支払いをする

利用が決まったらサービスへの申し込みと支払いをおこないます。

ここで初めて個人情報などの必要事項の記入が必要になります。

支払いはクレジットカードやオンライン決済を利用すると便利です。

希望や伝達事項があればこのときに共有しておくと、具体的な打ち合わせの際にスムーズに話が進みます。

4.担当者と打ち合わせ・調整をする

会社への連絡の前に、具体的な退職に関する打ち合わせをおこないます。

希望退職日はもちろん、必要書類や貸与品・私物の取り扱いや、有休消化・退職金などの詳細を確認していきます。

簡単な引き継ぎであれば退職代行サービスに伝言してもらえる場合もあります。

5.退職代行会社から退職の意思を伝えてもらう

退職手続きが開始すれば、基本的に代行サービスにお任せです。

会社へ退職の意思を伝えて貰い、具体的な調整や交渉などをおこなって貰います。

必要書類や貸与品の受け渡しなどは郵送で済む場合がほとんど。会社へ出社して気まずい思いをする必要はありません。

6.退職完了し、退職代行会社から結果報告

会社が退職に同意し詳細の調整が完了次第、退職代行会社から結果の報告連絡があります。

書類・受け渡し品などの処理が終われば晴れて退職完了です。

アフターサポートで失業給付サポートや転職サポートを利用する場合は、担当者から説明を受けておきましょう。

退職代行を利用する際の4つの注意点

退職代行は便利なサービスですが、使い方を間違えると思わぬトラブルに発展することもあります。

中でも初心者が注意したいポイントを4つに絞って解説します。

1.違法な退職代行サービスを提供している業者に注意!

前述の通り退職代行サービスは運営によってサポートできる内容が異なります。

一般の企業が運営しているにも関わらず会社との交渉をおこなったり、未払金請求をしてしまったりすると違法行為となり退職手続きが中断してしまうこともあります。

 

2.会社とトラブルになった際に弁護士じゃないと交渉できない

退職代行サービスを利用すればスムーズに退職手続きが進むことがほとんどですが、悪質な会社に勤めている場合には注意が必要です。

万が一、会社を辞めさせてくれなかったり、損害賠償の請求をされてしまったりするようなトラブルが発生してしまうと、弁護士でないと対応が難しくなります。

会社側の対応に不安がある人は、法律事務所が運営する退職代行サービスを選んでおくのがおすすめです。

3.安くても追加料金がかかる場合は注意

追加料金が不用意にかかってしまうサービスには注意が必要です。

利用料金が安くても、オプション代金が加算されてしまいトータルの出費がかさんでしまうと意味がありません。

できれば無料相談の間に希望するサポート内容を伝え、見積もりを出してもらうと安心して利用ができます。

4.退職代行サービスを利用する前に私物は持って帰る

退職の意思が予め決まっている場合は、退職代行サービスを利用する前にできるだけ私物を持ち帰っておくとよいでしょう。

郵送でのやり取りも可能なケースがほとんどですが、手続きが長引いてしまうストレスを減らすために出来ることはやっておいた方が無難です。

他にもロッカーのキーや貸与品を会社に置いて帰るなどしておくことで、退職手続きをよりスムーズに進めることが可能です。

退職代行サービスに関してよくある6つの疑問

最後に退職代行サービスに関するよくある質問について解説します。

Q1.実際に退職代行サービスを利用したことがある人ってどれくらいいますか?

普段の生活で退職代行サービスの話を耳にする機会はまだ少ないかもしれません。

しかしある調査では、4割弱もの人が実際に退職代行サービスを利用した・周りで利用したことがある、という結果が出ています。

何かあったときに専門家に依頼した方が安心という観点からも、利用する人が増えています。

Q2.本当に明日から会社に行かなくても大丈夫ですか?

即日退職可能なサービスを利用すれば、明日から会社へ行かずに退職できます。

万が一会社側が即日退社に応じない場合でも、欠勤もしくは有休消化などを行った後に退職すればよいだけなので、辛い思いをして無理に出社する必要はありません。

Q3.公務員でも退職代行サービスは利用できますか?

正社員対象の退職代行サービスの多くは、公務員は対象外となっているケースが多いです。

そこには国や自治体が第三者による退職申請をあまり受け付けていない背景があります。

ただし弁護士の場合は、公務員であろうと代理人として退職手続きをおこなうことが許可されています。

どうしても退職手続きを代行して欲しい公務員の人は、法律事務所が提供するサービスを選びましょう。

Q4.残っている有休休暇はどうなりますか?

有給休暇の取得は労働者の権利ですので、申告すれば消化できるケースがほとんどです。

ただしこちらから申告しないと、会社側がそこまで気が回らないこともあるため注意が必要です。

退職代行サービスを利用する際に有休消化をしたい旨をきちんと伝えておき、会社側に漏れなく申告して貰いましょう。

Q5.退職金はちゃんと払ってもらえますか?

社内規定で退職金の設定があり、基準を満たしている場合はもちろん退職金を請求できます。

就業年数などの社内規定があることもあるため、入社年月などの自分でわかる情報は事前に整理しておくとよいでしょう。

退職金請求をきちんとおこなってくれる代行業者か、オプション料金がかからないか、といった詳細は無料相談時に確認しておくとベターです。

Q6.退職代行サービスを利用するうえで事前に準備しておくことはありますか?

退職代行サービスを利用するうえで事前に準備しておけることは私物の持ち帰りと、情報の整理です。

有休の残日数や退職金などの社内規定、会社の連絡先、最低限の引き継ぎ情報の整理などは事前におこなっておくと手続きがスムーズに進みます。

どうしてもお礼を言いたい相手がいる場合は、退職代行手続きが始まる前に内々で挨拶しておきましょう。

最後に

退職代行サービスは、利用することで精神的な負担や時間を削減でき、未消化の有休休暇やボーナスなど自己の権利を守ることにもつながります。

今回紹介したサービスの中からサポート内容や料金を比較して、一番自分に合ったサービスを選んでみてください。