現役Webマーケター102人に聞いた!Webマーケターの副業事情をアンケート調査

更新日:/公開日:2022年05月10日

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現役Webマーケター102人に聞いた!Webマーケターの副業事情をアンケート調査

溝口弘貴
この記事の企画・編集者
溝口弘貴
つなぐマーケティング代表

Webマーケターとして働いている方で、すでに副業をされている方やこれから始めたいと思っている方は少なくないでしょう。

しかし、どんな副業を始めたらよいか、どれくらい稼げるのかなど始める前から不安なことが多いと、なかなか行動ができないものです。

そこで今回は、現在Webマーケターとして働いていて、かつ副業をされている方を対象に、Webマーケターの副業に関するアンケート調査を実施しました。

未経験の方がWebマーケティングの副業で稼げるのか、副業で稼ぐコツなども紹介するので、参考にしてください。

【アンケート調査について】

調査対象:Webマーケターとして組織に属している方、副業をされている方
調査人数:102人
調査日 :2022年5月1日~2022年5月8日
調査方法:インターネットによるアンケート調査

<回答者の属性(性別・年代・Webマーケター歴)>
男性:74人(73%)、女性:28人(27%)
20代:32人(32%)、30代:44人(43%)、40代:21人(20%)、50代:5人(5%)
1年未満:43人(42%)、1年~3年:36人(36%)、3年~5年:10人(9%)、5年以上:13人(13%)

回答者の属性
回答者の属性

現役Webマーケターがしている副業で多い仕事は?傾向も判明

最初に、現役Webマーケターがどんな仕事で副業をしているのか複数選択形式で聞いてみました。

副業としてやっている仕事を教えてください

今回の調査結果では、「タスク業務」が39件で最多となり、続いて「アフィリエイト」36件、「記事作成」31件という結果でした。

全件数合わせると206件で、人数で割ると1人平均2つの副業をしているということもわかりました。

IT系の副業は、大きく以下の4つに分類することができます。

  • 指定された業務を遂行する仕事
  • 制作物を納品する仕事
  • アドバイス・指導する仕事
  • 個人メディアを運営する仕事

タスク業務は「指定された業務を遂行する仕事」の中でも専門的な知識や経験など必要なくスキマ時間にできるため、副業のひとつに選ぶ人が多いようです。

また、Webマーケターの副業の傾向として個人メディアの運用(アフィリエイト・Googleアドエセンス・物販・YouTubeチャンネル)をしている人が多いこともわかりました。

これはWebマーケターならではの傾向といえるのではないでしょうか。

半数以上が1万円未満!副業で稼いでいる人は何をやっている?

次に、Webマーケターが副業でどれぐらい稼いでいるのか聞いてみました。

副業で月に平均どれくらい稼いでいますか

「1万円未満」と回答した人が52%で最多となり、「1万~10万円」は44%、10万円以上稼いでいる人は4%となりました。

何の副業をするか、どれだけ時間をかけるかによって稼げる金額というのは決まってきます。

タスク業務は単価が安いため、数をこなしても稼げる金額というのは限られてしまいます

また、個人メディアの運用は時間をかけてやったからといって、必ずしも稼げるわけではありません

そのため、1万円未満の人が多いのだと考えられます。

10万円以上稼いでいる人はタスク業務はしておらず、個人メディアの運用やコンサルティングをしていました。

つまり、副業で効率的に稼ぐためには個人メディアで収益を上げれるようになるか、単価の高いコンサルティング案件などを獲得する必要があると考えられます。

Webマーケターが副業を始める理由とは

副業を始めた理由を複数回答形式で聞いてみました。

副業を始めた理由を教えてください

「収入を増やしたいから」が87件で最多となり、続いて「スキルや経験を上げたいから」32件、「時間に余裕があるから」23件という結果になりました。

副業を始める理由として「収入を増やしたい」というのはもっともな理由だといえるでしょう。

しかし、収入ではなくスキル向上や独立を一番に考えている人も、少なからずいました。

動画学習サイトやYouTubeでWebマーケティングを学ぶ人が増えている

現役Webマーケターは、どうやってWebマーケティングの学習をしたのでしょうか。

「Webマーケティングの学習方法を教えてください」と質問しました。

Webマーケティングの勉強方法を教えてください

「書籍などで勉強した」が46%、「動画学習サイトを利用した」が42%、「スクールに通った」が5%という結果になりました。

書籍などで勉強する人が一番多かったですが、動画学習サイトで学ぶ人も同等程度いることがわかりました。

動画学習サイトの需要は年々高まってきているようです。

また、「動画学習サイト」や「その他」と回答した人の中には、YouTubeで勉強したという人もいました。

いずれにせよ、自分に合った学習方法を選ぶようにしましょう。

Webマーケティングの動画学習ができるサイトを一部紹介します。

サイト名 特徴
Schoo マーケティング以外にもビジネススキルやプログラミングなどの動画が満載。
ジッセン! Webマーケティングに特化した学習サイト。現役マーケター講師による広告、SNS、データ解析などの動画が満載。
Udemy アメリカ発祥のオンライン学習プラットフォーム。マーケティング関連動画だけで10,000本ほどある。月額制ではなく、1動画ずつ買いきりなのが特徴。
YouTube ウズウズカレッジが提供している「Webマーケターを目指すためのマーケティング学習」。約30本ほどが無料で視聴できる。

未経験者がWebマーケティングの副業で稼ぐのは難しい?

Webマーケティング未経験者が副業で稼ぐのは難しいか聞いてみました。

未経験者がこれからWebマーケティングの勉強をして副業で稼ぐのは難しいですか

「難しいが出来ないことはない」が68%、「そう難しくはない」が19%、「簡単に稼げる」が4%となり、9割以上の人が肯定的な回答となりました。

始めるかどうか悩んでいるなら、とにかく行動に移すことが大事です。

上手くいかなかったとしても経験が得られるので、損をすることはありません。

未経験者なら、まず学ぶことから始めてみてはいかがでしょうか。

現役Webマーケターが教える副業で稼ぐコツ

副業である程度稼げるようになるためにはどうしたらよいのでしょうか。

副業で1万円以上稼いでいる人の稼ぐコツを紹介します。

  • 情報発信している人をチェックするのと、同業者との意見交換。(30代男性/20万~30万円)
  • 成果が出るまで時間がかかるので、それまで我慢が必要。(30代男性/10万~20万円)
  • 考えることも大切ですが、行動に移すことが重要だと思います。今できることから始めてみる。これが一番の近道です。(30代女性/5万~10万円)
  • 自分の得意分野をしっかりと把握してそこを活かせる副業に集中する事が稼ぐコツです。(30代男性/5万~10万円)
  • あまり多くのノウハウを学ぼうとせず、一つのことに絞った副業に取りくむことが大切だと思います。(30代男性/5万~10万円)
  • 勉強はもちろん大切ですが、実践しながら学ぶことの方が大きかったので、知識だけたくさん入れてからやってみるよりも簡単なことから実践して慣れていく方が早く収益化できると思います。(30代女性/1万~3万円)
  • 初めはなかなか少ないお金しか稼げないですが、勉強期間だと思ってコツコツ実績と経験を積んでいくことが大切だと思います。(40代男性/1万~3万円)

副業で稼ぐコツは「行動、情報収集、人脈、得意分野、忍耐、継続」など人によって様々な見解がありました。

上記をまとめると、副業で稼ぐためには以下5つが大事だといえるでしょう。

  1. ①すぐに行動する
  2. ②やりたいことより得意なこと・できることを活かす
  3. ③1つのことに集中する
  4. ④情報収集を怠らない
  5. ⑤諦めずに続ける

調査結果のまとめ

今回の調査結果で、Webマーケターの副業について以下のことがわかりました。

  • Webマーケターがやっている副業は「タスク業務」が最多
  • 1人平均2つの副業をやっている
  • 個人メディアの運用をしている人が多い傾向
  • 月の副業収入は「1万円未満」が半数以上
  • 10万円以上稼いでいる人はタスク業務はしておらず、個人メディアの運用やコンサルティングをしている
  • 動画学習サイトやYouTubeでWebマーケティングを学ぶ人が増えている
  • Webマーケティング未経験者が副業で稼ぐのは難しいかの質問には、9割以上が肯定的な回答
  • 副業で稼ぐコツは「行動、得意を活かす、選択と集中、情報収集、継続」

副業を始めるのに遅すぎるということはないので、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

溝口弘貴|フリーランスガイド責任者|1983年生まれ。電気工事士からWeb業界に転職して15年以上。現在はフリーランスでWebマーケターをしており、クライアントサイトのマーケティング代行や自社メディアの運用等をおこなっています。
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